1 遠くかすむは 彦根城 波に暮れゆく 竹生島(ちくぶじま) 三井(みい)の晩鐘(ばんしょう) 音絶えて なにすすり泣く 浜千鳥 2 瀬田の唐橋(からはし) 漕(こ)ぎぬけて 夕陽の湖(うみ)に 出で行きし 雄々しき姿よ 今いずこ ああ青春の 唄のこえ 3 比良の白雪 溶けるとも 風まだ寒き 志賀の浦 オールそろえて さらばぞと しぶきに消えし 若人よ 4 君は湖の子 かねてより 覚悟は胸の 波まくら 小松ケ原の 紅椿(べにつばき) 御霊(みたま)を守れ 湖(うみ)の上<
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