夜霧の馬車

作詩 西条八十  作曲 古賀政男
昭和16年

1 行け嘆きの馬車
  紅い花散る港の夕べ
  旅を行く我を送る
  鐘の音さらばよ
  いとしのこの町君故に
  幾度び振り返える

2 啼けかもめの鳥
  あはれ切なく夕陽は燃ゆる
  波の上浮かぶジャンク
  淋しやはろばろ
  誰か歌ふか愛の歌
  夜霧に流れ来る

3 行け嘆きの馬車
  月に胡弓の流れる町を
  いつか見ん母の待てる
  故郷なつかし
  窓の灯影を夢みつつ 
  果てなく旅を行く


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