シベリア・エレジー
作詩 野村俊夫 作曲 古賀政男
昭和23年
1 赤い夕陽が 野末にもえる
ここはシベリア 北の国
雁がとぶとぶ 日本の空へ
俺もなりたや ああ あの鳥に
2 月も寒そな 白樺かげで
誰が歌うか 故国(くに)のうた
男泣きする 抑留ぐらし
いつのいつまで ああ つづくやら
3 鳴いてくれるな シベリア鳥
雲を見てさえ 泣けるのに
せめて一言 故郷の妻へ
音便(たより)たのむぞ ああ 渡り鳥
index