弁 天 小 僧 作詩 佐伯孝夫 作曲 吉田 正 昭和30年 |
1 牡丹の様な お嬢さん シッポ出すぜと 浜松屋 二の腕かけた 彫物の 桜にからむ 緋縮緬(ひぢりめん) しらざァいって 聞かせやしょう オット俺らァ 弁天小僧菊之助 2 以前を言いゃ 江の島で 年期づとめの お稚児さん くすねる銭も だんだんに とうとう 島をおわれ鳥 噂に高い 白波の オット俺らァ 五人男のきれはしさ 3 着なれた花の 振袖で 髪も島田に 由比ヶ浜 だまして取った 百両も 男とばれちゃ 仕方がねえ つき出せなせえ どこへなと オットどっこい サラシは一本切ってきた 4 素肌にもえる 長襦袢 縞の羽織も 南郷に 着せかけられて 帰りしな にっこり被(かむ)る 豆しぼり 鎌倉無宿 島育ち オットどっこい 女にしたい菊の助 |