君 の 名 は
作詩 菊田一夫 作曲 古関裕而
昭和28年
1 君の名はと たずねし人あり
その人の 名も知らず
今日砂山に ただひとりきて
浜昼顔に きいてみる
2 夜霧の街 思い出の橋よ
過ぎた日の あの夜が
ただ何となく 胸にしみじみ
東京恋しや 忘られぬ
3 海の涯に 満月が出たよ
浜木綿(はまゆう)の 花の香に
海女(あま)は真珠の 涙ほろほろ
夜の汽笛が かなしいか