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小雨の駅にベルが鳴る
作詩 高橋掬太郎 作曲 江口夜詩
昭和29年
1 そぼ降る小雨に 町は昏れゆき
名残りつきない 汽車の窓
おもかげ瞼に 高原の
さらば別れよ ベルが鳴る
2 むらさき匂える 丘のりんどう
君と摘みしも なつかしや
心は残れど 旅の身の
さらば別れよ 駅の灯よ
3 はかなく過ぎゆき かえりこぬ日を
ひとり偲びて 拭く涙
ふりむきふりむき 高原の
さらば別れよ ベルが鳴る