街 の 燈 台

作詩 高橋掬太郎  作曲 吉田矢健治
昭和28年
1 夜の巷の 小ぬか雨
  なぜに男の 胸ぬらす
  流れ流れの しがない生命(いのち)
  せめて一夜(いちや)は 愛の灯に


2 折れた翼に 風が吹く
  そんな気がする はぐれ鳥
  どこが心の やどり木なのか
  涙ばかりが ただ熱い


3 よるべなければ なお淋し
  街のあかりよ なぜうるむ
  愛の燈台 照らしておくれ
  せめて希望の わが夢を

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