昭和27年、明神礁爆発の犠牲になられた海上保安官31名のご冥福をお祈りします。

南 海 悲 歌

作詩 大高ひさお  作曲 倉若晴生
昭和27年
1 せめて名も無き 島かげに
  もしや流れの 潮路でも
  生きていてよと 祈って泣いて
    待った報せも
    今は空しき 明神礁


2 私ひとりの 嘆きでは
  ないと諦め 慰めて
  抱いた坊やに 頬ずりすれば
    幼い寝顔に
    残る面かげ また悲し


3 ならば鴎に 身を変えて
  とんで行きたや はろばろと
  月の南海 お前と共に
    浮いて流れて
    想い限りを 泣こうもの


4 「海に生まれて 海に死ぬ」
  いつも貴男の 口ぐせは
  お声その儘 私の胸に
    生きております
    海の男の 妻なれば 

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