流 転 が ら す
作詩 矢野 亮 作曲 蒲多俊与
昭和32年
1 放っておきゃんせ 無宿の身には
なまじ優しい 言葉は苦手
月も笠着て 立てとのなぞか
明日は晴れやら ああ 雨じゃやら
2 義理と情けの 振り分け荷物
さばききれずに 逃げたは昔
今じゃ合羽の 縞さえあせて
馴れたやくざが ああ 何故泣ける
3 街道はずれの 二叉辻で
けった小石に 行き先問えば
西も東も 故郷(こきょう)にゃ遠い
どうせ流転の ああ 旅の空
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