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他 国 の 酒 場
Gm
作詞 高月ことば  作曲 古屋丈晴
昭和34年 
1 流れ者には 住みよい町と
  人の噂を 聞いては来たが
    ここもどうやら 他国の鳥にゃ
    ねぐら一つが ままならぬ
    やけに夜風の 沁みる街


2 生きる辛さに 疲れた顔が
  破れ胡弓を 鳴らして通る
    まして夜船の 霧笛が呼べば
    棄てた故郷が また偲ばれて
    旅をゆく身は なお泣ける


3  いとしあの日の 星さえかくす
   憎い夜霧よ すすけた酒場
     荒ぶ心に 注ぎこむ酒も
     情知らずの 夜風のような
     苦い他国の 味がする


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