月 の 嫁 入 り 船
作詩 横井 弘 作曲 吉田矢健治
昭和31年
1 船がゆくゆく 嫁入り船が
祭り囃子の その中を
おさななじみが 思いをこめて
打てば太鼓も
月の流れを 泣いてゆく
2 木の実ふるふる 社(やしろ)のかげで
きいた子守の 唄のかず
ばちの重さを 悲しくこらえ
打てば太鼓に
浮かぶあの日の 風ぐるま
3 船がゆくゆく 嫁入り船が
つらい伏し目の 人のせて
月に涙を さらしたままで
打てば太鼓は
川面三里を 流れゆく
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