ブランデーグラス

作詩 山口洋子  作曲 小谷 充
昭和52年
1 これでおよしよ そんなに強くないのに
  酔えば酔うほど さみしくなってしまう
  涙ぐんで そっと時計をかくした
  女ごころ いたいほどわかる
  指で包んだ 丸いグラスの底にも
  残り少ない 夢がゆれている


2 よせばよかった よせばよかったけれど
  恋は知らずに 燃えてしまうものだよ
  白い小指 ためらいながらからませ
  未練ごころ 打ちあけたおまえ
  雨は降る降る 部屋の中にも胸にも
  いつかきそうな 別れを告げて


  こころひとつ 傘はふたつに離れて
  逢えば夜は つかの間に過ぎる
  雨は降る降る 遠く消えてく背中と
  いつかきそうな 別れをぬらす

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