愛  燦  燦

作詩・作曲  小椋 佳
昭和61年
1 雨 潸々(さんさん)と この身に落ちて
  わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
  人は哀しい 哀しいものですね
  それでも過去達は 優しく睫毛(まつげ)に憩う
  人生って 不思議なものですね


2 風 散散(さんざん)と この身に荒れて
  思いどおりにならない夢を 失したりして
  人はかよわい かよわいものですね
  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
  人生って 嬉しいものですね


3 愛 燦燦と この身に降って
  心秘そかな嬉し涙を 流したりして
  人はかわいい かわいいものですね
  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
  人生って 不思議なものですね
  

  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
  人生って 嬉しいものですね

玉手箱 表紙