海 の 祈 り
(オーケストラバージョン)
作詞 星野哲朗  作曲 船村 徹
昭和60年
1 果てしなき 海の彼方に
  水色の やすらぎを
  求めた友は 帰らない
  陸(おか)には住めない 依怙地(いこじ)な男が
  木の葉の船に つかまりながら
  蛙のように 歌っていると
  無線をくれた ゆかいなあいつ
  あいつを呑んだ 嵐が憎い


2 安らかに 眠れよ友と
  花を投げ 伏しおがむ
  おれにも明日は 知れないが
  守っておくれよ おまえの力を
  オイルのしみた 形見のギター
  おふくろさんに 届けるまでは
  いい奴でした 男でしたと
  おふくろさんに 伝えるまでは


3 あなたには 海があるから
  いいわねと 泣いていた
  港の女(ひと)を おもいだす
  逃げ出すつもりは さらさらないけれど
  海には広い こころがあって
  昨日の俺が 小さく見える
  荒れるな海よ あまえに惚れた
  男の夢を 奪うな海よ

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