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時 雨 ひ と と き

作詩 飛鳥井帆二  作曲 江口夜詩
昭和7年
1 時雨ひととき ふる宵の
  窓より見える 街の灯は
  遠いあの日の 夢に似て
  ひとみは露に 滲むのよ


2 時雨ひととき ふる宵の
  寂しき故に ホロホロと
  君が唄いし 口笛を
  鳴らして今日も 偲ぶのよ


3 時雨ひととき ふる宵の
  枕もぬるる つめたさよ
  君によく似し 人形の
  悲しき顔の 泣きぼくろ

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