2 極寒零下三十度 卯月(うずき)半ばに雪消えて 夏は水沸く百度余ぞ
3 務むる吾等同胞(はらから)の 安き夢だに結び得ぬ 警備の辛苦誰か知る
4 河を渡りて襲い来る 不逞(ふてい)の輩(やから)の不意打ちに 妻も銃とり応戦す
5 御国の為と思いなば 露よりもろき我が命 捨つるに何か惜しからん
6 虎は死しても皮とどめ 人は死しても名を残す 朝鮮警備のそが為に