ほんとにほんとに御苦労ね

作詩 野村俊夫  作曲 倉若晴生
昭和14年 
 楊柳(やなぎ)芽をふく クリークで
  泥にまみれた 軍服を
  洗う姿の 夢を見た
  お国の為とは 言いながら
  ほんとにほんとに 御苦労ね


2 来る日来る日を 乾パンで
  守る前線 弾丸(たま)の中
  ニュース映画を 見るにつけ
  熱い涙が 先に立つ
  ほんとにほんとに 御苦労ね


3 今日もまた降る 雨の中
  どこが道やら 畑やら
  見分けもつかぬ 泥濘(ぬかるみ)で
  愛馬いたわる あの姿
  ほんとにほんとに 御苦労ね


4 妻よ戦地の 事などは
  なにも心配 するじゃない
  老いたる両親(ふたおや) 頼むぞと
  書いた勇士の あの音信(たより)
  ほんとにほんとに 御苦労ね


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