ラ バ ウ ル 小 唄

作詩 若杉雄三郎  作曲 島口駒夫
昭和19年
1 さらばラバウルよ 又来るまでは
  しばし別れの 涙がにじむ
  恋しなつかし あの島見れば
  椰子の葉かげに 十字星
  

2 船は出てゆく 港の沖へ
  愛しあの娘の うちふるハンカチ
  声をしのんで 心で泣いて
  両手合せて ありがとう


3 波のしぶきで 眠れぬ夜は
  語りあかそよ デッキの上で
  星がまたたく あの星見れば
  くわえ煙草も ほろにがい


4 赤い夕陽が 波間に沈む
  果ては何処ぞ 水平線よ
  今日も遥々 南洋航路
  男船乗り かもめ鳥

 
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