ガード下の靴みがき
歌 谷 真酉美
作詩 宮川哲夫 作曲 利根一郎
昭和31年
1 赤い夕日が ガードを染めて
ビルの向こうに 沈んだら
街にゃネオンの 花が咲く
おいら貧しい 靴みがき
ああ 夜になっても 帰れない
2 墨に汚れた ポケット覗きゃ
今日も小さな お札だけ
風の寒さや 冷たさは
なれているから 泣かないが
ああ 夢のないのが 辛いのさ
3 誰も買っては くれない花を
抱いてあの子が 泣いてゆく
可愛そうだよ お月さん
なんでこの世の 幸せは
ああ みんなそっぽを 向くんだ