夕 焼 け 雲

作詩 横井 弘  作曲 一代のぼる
昭和51年
1 夕焼け雲に 誘われて
  別れの橋を越えてきた 帰らない
  花が咲くまで帰らない 帰らない
  誓いのあとの せつなさが
  杏の幹に 残る町


2 二人の家の 白壁が
  ならんで浮かぶ堀の水 忘れない
  どこへ行っても忘れない 忘れない
  小指でとかす 黒髪の
  かおりに甘く 揺れた町


3 あれから春が また秋が
  流れていまは遠い町 帰れない
  帰りたいけど帰れない 帰れない
  夕焼け雲の その下で
  ひとりの酒に 偲ぶ町  

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