裏 町 人 生 歌 谷 真酉美 作詩 島田磐也 作曲 阿部武雄 昭和12年 |
1 暗い浮世の この裏町を
覗く冷たい こぼれ陽よ なまじかけるな 薄情け 夢も侘びしい 夜の花 2 自棄に喫かした 煙草の煙り こころ虚ろな 鬼あざみ ままよ火の酒 呷ろうと 夜の花なら 狂い咲き 3 誰に踏まれて 咲こうと散ろと 要らぬお世話さ 放っときな 渡る世間を 舌打ちで 拗ねた妾が なぜ悪い 4 霧の深さに 隠れて泣いた 夢が一つの 想い出さ 泣いて泪が 枯れたなら 明日の光りを 胸に抱く |