或 る 雨 の 午 後

作詩 島田磐也  作曲 大久保徳二郎
昭和14年
1 雨が降ってた しとしとと
  或る日の午後の ことだった
  君と僕とは 寄り添うて
  雨の歩道を 濡れながら
  二人愉しく 歩いたね


2 雨に濡れても 二人きり
  或る日の午後の ことだった
  肩を並べて 寄せ合って
  話し疲れて どこまでも
  二人黙って 歩いたね


3 雨が降ってる 今日もまた
  或る日の午後を 想い出す
  君と僕とは 別れたが
  雨の歩道を 濡れながら
  一人黙って 歩こうよ


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