白い船のいる港
作詩・作曲 東 辰三
昭和24年
1 青い海に 白い船
今日も見えるけど
恋し姿 なぜか見えぬ
待てどもまだ見えぬ
ひとり占う カードをすてて
はるか彼方の 船を見て
涙流したの
2 月の港 白い船
灯りともるけど
恋し姿 見えぬ宵は
こころ 闇なのよ
ジャズがうず巻く キャバレーの中で
苦いお酒に 酔いしれて
泣いて歌ったの
3 霧の港 白い船
今朝はもう見えぬ
恋し姿 待てど待てど
とうとう来なかった
晴れぬ心を 閉ざしたカーテン
独り窓辺に ほほついて
すすり泣いてるの
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