山 の け む り 作詩 大倉芳郎 作曲 八州秀章 昭和27年 |
1 山の煙の ほのぼのと
たゆとう森よ あの道よ 幾年(いくとせ)消えて 流れゆく 想い出の ああ 夢のひとすじ 遠くしずかに ゆれている 2 谷の真清水(ましみず) 汲み合(お)うて ほほえみ交し 摘んだ花 山鳩の声 聴きながら 行きずりの ああ 君とともに 下りた峠の はろけさよ 3 山の煙の たそがれに 別れた人の うしろ影 あとふりかえり 手を振れば うすれゆく ああ 淡い夕日が 染めた茜(あかね)の なつかし |