故 郷 は 遠 い 空

作詩 東条寿三郎  作曲 吉田矢健治  
昭和32年 
1 熱い涙に 頬をぬらし
  じっと見つめてる
  忘れもしない 淋しいひとみ
  なぜにこうまで 故郷は遠い
  雨の都の片隅は 片隅は
  暗い嘆きの 夢ばかり


2 誰が忘りょう 指をむすび
  誓った一言を
  変わらず今も 待ってるのやら
  ちょうどあの日も 小雨の降る夜
  がまんしてくれ今しばし 今しばし
  胸に希望を 抱く日まで


3 遠い故郷の 空はいつも
  重たい鉛いろ
  想いはめぐる 幼い日ごろ
  どうせ戻らぬ 夢とは知れど
  更けて都に降る雨に 降る雨に
  俺もかくれて 泣いている


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