郭 公 啼 く 里
作詩 矢野 亮 作曲 飯田三郎
昭和33年
1 山の里なら 淋しいに
ましてかっこうの 啼く日暮れ
俺らひとりを 置き去りに
行ってしまった にくい娘(こ)よ
遠い都は あのあたり
2 去年祭りに ふたりして
買ったショールの うしろ影
行かせともない この胸を
知っていたやら 知らぬやら
振ったその手も うきうきと
3 暗い夜業(よなべ)の 燈火(あかり)さえ
ゆれて吐息の 物思い
女ごころに あこがれた
夢がさめたら 辛かろに
泣いてくれるな すき間風
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