苦 手 な ん だ よ 作詩 矢野 亮 作曲 林伊佐緒 昭和32年 |
1 お客さんに せがまれて
唄ったよ 生まれ故郷のあの唄を 唄っているうち 恋しくなって じんとじんと じんとじんと 瞼があつくなり 思わず泣けて しまったさ 2 縄のれんが 揺れるのも 侘びしいね 暗い小路の安酒場 しがない流しの この俺だって こいつァこいつァ こいつァこいつァ 苦手な唄なんだ 返らぬ愚痴が 出るからさ 3 お客さんも 泣きながら 歌ったよ 遠い故郷の国なまり 同じ悩みを 抱いてる人が いいよいいよ いいよいいよ 何も言わないで 商売ぬきで 唄おうよ |