背広姿の渡り鳥

作詩 宮川哲夫  作曲 渡久地政信
昭和36年
1 辛うござんす 他国の雨を
  一人旅籠で 聞く夜は
  背広姿の 渡り鳥
  からみませんが 仁義とやらは
  切るに切れない 恋の糸 恋の糸


2 好きでござんす シンから好きで
  瞼はなれぬ あの笑くぼ
  忘れられなきゃ 何故捨てた
  ひとに云えない こころの中は
  濡れたギターが 知るだけさ 知るだけさ


3 夢でござんす 今更愚痴を
  ならべたてても 悔やんでも
  背広姿の渡り鳥
  何処へゆこうと 行く先ゃおなじ
  所詮東京は 遠くなる 遠くなる