轟   沈

作詩 米山忠雄  作曲 江口夜詩
昭和19年

1 可愛い魚雷と 一緒に積んだ
  青いバナナも 黄色く熟れた
  男世帯は 気ままなものよ
  髭も生えます
  髭も生えます 不精髭

2 針路西へと 波また波の
  飛沫(しぶき)厳しい 見張りは続く
  初の獲物に 何時の日会える
  今日も暮れるか
  今日も暮れるか 腕が鳴る

3 轟沈轟沈 凱歌が挙がりゃ
  つもる苦労も 苦労にゃならぬ
  嬉し涙に 潜望鏡も
  曇る夕日の
  曇る夕日の インド洋

4 昇る朝日に 十字の星に
  思い遥かな 緑の基地よ
  戦友(とも)も 笑顔で待っててくれる
  故郷(くに)の便りも
  故郷(くに)の 便りも待っている

 

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