戦友の遺骨を抱いて 作詩 達原 実 作曲 松井孝造 昭和18年 |
1 一番乗りを やるんだと 力んで死んだ 戦友の 遺骨を抱いて 今入る シンガポールの 街の朝 2 男だなんで 泣くものか 噛んでこらえた 感激も 山から起こる 万歳に 思わず頬が 濡れてくる 3 負けず嫌いの 戦友の 形見の旗を 取り出して 汗によごれた 寄書を 山の頂上に 立ててやる 4 戦友(とも)よ見てくれ あの凪いだ マラッカ海の 十字星 夜を日に継いだ 進撃に 君と眺めた あの星を 5 シンガポールは 陥しても まだ進撃は これからだ 遺骨を抱いて 俺は行く 守ってくれよ 戦友よ |