1 みどりの風に おくれ毛が やさしくゆれた 恋の夜 初めて逢(お)うた あの夜の君が 今は生命(いのち)を 賭ける君 2 たそがれ窓に 浮かぶのは いとしき人の 旅すがた 我ゆえ歩む 道頓堀の 水の夕陽が 悲しかろ 3 鈴蘭匂う 春の夜 灯(ともしび)うるむ 秋の夜 泣いた 三百六十五夜の 愛の二人に 朝が来る