1 誰が履かせた赤い靴よ 涙知らない乙女なのに 履いた夜から切なく芽生えた 恋のこころ 窓の月さえ嘆きを誘う
2 何故に燃えたつ赤い靴よ 君を想うて踊るタンゴ 旅は果てなく山越え野越え 踊る肩に 春はミモザの花も匂う 3 運命かなしい赤い靴よ 道は二筋君は一人 飾り紐さえ涙でちぎれて さらばさらば 遠い汽笛に散り行く花よ