雨 の オ ラ ン ダ 坂

作詩 菊田一夫  作曲 古関裕而
昭和22年
1 こぬか雨ふる 港の町の
  青いガス灯の オランダ坂で
  泣いて別れた マドロスさんは
  しまのジャケツに オイルのコート
  けむにむせてか 泣いていた泣いていた


2 雨のふる日の 日ぐれの頃に
  思い出します オランダ坂を
  遠いあの日を わすれもせずに
  ぬれて歩けば 出船の汽笛
  港こいしと 泣いている泣いている


3 異人屋敷の 窓の灯りで
  ぬれてさまよう マドロスさんを
  恋しい人かと のぞいて見れば
  遠いお国の 見知らぬお人
  オランダ坂の 雨の日よ雨の日よ

 
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