か よ い 船
作詩 清水みのる 作曲 倉若晴生
昭和24年
1 銅鑼(かね)が鳴るさえ 切ないものを
雨の出船は なお哀し
泣くな小島の いとしい娘(ひと)よ
晴れて逢う日は あるものを
2 島に鴎の 群れ飛ぶ頃は
便りもてゆく かよい船
待つ身つらかろ 一(ひい)二(ふう)三(み)月
君の心の いじらしさ
2 都通いも 潮路に馴れて
帰る小島の なつかしさ
君の愛情(なさけ)に 心の謎も
解けて嬉しい かよい船