船 頭 小 唄

作詩 野口雨情  作曲 中山晋平
大正10年
1 おれは河原の 枯れすすき
  同じお前も 枯れすすき
  どうせ二人は この世では
  花の咲かない 枯れすすき
  (続けて)
2 死ぬも生きるも ねえお前
  水の流れに 何変ろ
  己もお前も 利根川の
  船の船頭で 暮らそうよ


3 枯れた真菰に 照らしてる
  潮来出島の お月さん
  わたしゃこれから 利根川の
  船の船頭で 暮らすのよ


4 なぜに冷たい 吹く風が
  枯れた芒の 二人ゆえ
  熱い涙の 出た時は
  汲んでお呉れよ お月さん

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