湖 底 の 故 郷
作詩 島田磐也 作曲 鈴木武夫
昭和12年
1 夕陽は赤し 身は悲し
涙は熱く 頬濡らす
さらば湖底の わが村よ
幼き夢の ゆりかごよ
2 当てなき道を 辿りゆく
流離(ながれ)の旅は 涙さえ
枯れてはかなき おもい出よ
あゝうらぶれの 身はいずこ
3 別れは辛し 胸傷(いた)し
何処(いずこ)に求む ふるさとよ
今ぞ当てなき 漂泊(さすらい)の
旅路へ上(のぼ)る 今日の空
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