皇国(みくに)の母

作詩 深草三郎  作曲 明本京静
昭和13年
1 歓呼の声や 旗の波
  あとは頼むの あの声よ
  これが最後の 戦地の便り
  今日も遠くで 喇叭の音(ね)


2 想えばあの日は 雨だった
  坊やは背(せな)で スヤスヤと
  旗を枕に ねむっていたが
  頬に涙が 光ってた


3 ご無事のお還り 待ちますと
  言えばあなたは 雄々しくも
  「今度逢う日は 来年四月
   靖国神社の 花の下」


4 東洋平和の 為ならば
  なんで泣きましょう 国の為
  散ったあなたの 形見の坊や
  きっと立派に 育てます


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