バタビアの夜は更けて 作詩 佐伯孝夫 作曲 清水保雄 昭和17年 |
1 都バタビア 運河も暮れて 燃える夜空の 十字星 遙か祖国よ あの日の旗よ 風に歓呼の 声がする 2 ジャワの常夏 南の基地に 撫でる翼の 弾丸(たま)のあと なんの苦労と 口笛吹けば 月に散る散る 白い花 「ああ今夜も見る夢は、きっとお母さんの夢だろう。いつもいつも僕の手柄を祈って下さる、やさしいお母さん。日本一のお母さん、元気でいて下さいね。妹も嫁入り盛りだ、街できれいな更紗など見かけると、兄さんはお前に買ってやりたいと、しみじみ思うのだよ。海山遠く離れていても、想いはいつか届くもの…」 3 山を眺めりゃ 故郷の山に 似たる姿の 懐かしさ 母よ妹よ 便りはせぬが 空に書いてる この想い |