想い出は雲に似て
作詩・作曲 米山正夫
昭和23年
1 想い出は想い出は 流れゆく雲か
浮かびては消えてゆく 青空の彼方
はるかに遠き日を 呼び返すごと
群れとぶよ群れとぶよ 夢の数かず
2 そよ風はそよ風は わが胸をゆすり
汐鳴りは汐鳴りは こころ浸すよ
海近き丘の 小草をしいて
柔かき黒髪に ふれしあの頃
3 あの雲はあの雲は 何を語らい
この雲はこの雲は 何をささやく
瞼に残るは 白き面影
想い出は雲に似て あわれ儚し
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