呼 子 星

作詩 萩原四朗  作曲 倉若晴生
昭和24年
1 めぐる春秋 七つを数え
  遠く夢みた 故国(くに)の丘
  幼な馴染の 椿は咲けど
  かえる日暮れの 身はひとり


2 雪のシベリア 収容所(キャンプ)の窓に
  夜毎見上げた 呼子星
  千里はるばる 汐路を越えた
  生れ故郷に なぜ出ない


3 さぞや辛かろ 寄る年波の
  どこをさまよう お母さん
  やせた姿が ちらちら浮かぶ
  あつい瞼の 呼子星

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