伊 豆 の 佐 太 郎作詞 西条八十 作曲 上原げんと昭和27年 |
1 故郷(こきょう)見たさに もどってくれば
春の伊豆路は 月おぼろ 墨絵ぼかしの 天城を越えて どこへ帰るか どこへ帰るか 夫婦(みょうと)雁 2 瞼閉じれば 堅気になれと 泣いてすがった 洗い髪 幼馴染も あの黒潮も 一度流れりゃ 一度流れりゃ 帰りゃせぬ 3 逢って行こうか 逢わずに行こうか 伊豆の佐太郎 忍び笠 どうせ明日は またながれ旅 はいた草履(わらじ)に はいた草履に 散る椿 |