長 崎 の 雨

作詩 丘灯至夫  作曲 古関祐而
昭和26年
1 今宵港に きく雨は
  沖のかもめの しのびなき
  ジャガタラ文なら 片便り
  恋の長崎 夜もすがら
  ああ 夜もすがら 雨が降る


2 ドラが鳴るなる 旅の子に
  ぬれた桜の 花が散る
  オランダ船なら まぼろしの
  波止場長崎 夜もすがら
  ああ 夜もすがら 雨が降る


3 人の儚さ 世のつらさ
  遠くマリアの 鐘も鳴る
  浦上さまなら ロザリオの
  涙長崎 夜もすがら
  ああ 夜もすがら 雨が降る

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