ロンドンの街角で

作詩 佐伯孝夫  作曲 吉田 正
昭和27年
1 霧深き  街から街ヘ
  テームスの河岸から河岸へ
  月に想いを 誘われながら
  訪ね廻る 探し廻る
  あの夜の 瞳
  青春(はる)のばらを 召せ 
  召しませ ばらを
  ああ ロンドンの花売娘


2 ガス燈の 辻から辻へ
  思い出の 露地から露地へ
  銀の花籠 あの娘の影が
  小首かしげ えくぼ見せて
  呼んでは 消える
  紅のばらを 召せ
  召しませ ばらを
  ああ ロンドンの花売娘


3 はなやかな 道から道へ
  青い灯の 窓から窓へ
  霧とネオンに やさしくぬれて
  探すあの娘 赤いマフラー
  いつの夜 逢える
  恋のばらを 召せ
  召しませ ばらを
  ああ ロンドンの花売娘 

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