さ す ら い の 湖 畔 作詩 佐伯孝夫 作曲 吉田 正 昭和28年 |
1 さすらいの さすらいの
乗合馬車の 笛の音は 笛の音は 旅をゆく子の 咽びなき あゝ 高原の湖くれて 岸の旅籠の灯もうるむ 2 思い出の 思い出の 泪のワルツあの人の あの人の 忘れられない 事ばかり あゝ 白樺の梢にかかる 月もあの夜に見た月か 3 さすらいの さすらいの 乗合馬車の 片隅に 肩さむく 揺られ揺られてゆく青春か あゝ 別れては面影一つ 抱いて泣くよと 誰か知る |