錆 び た ナ イ フ
作詩 萩原四朗 作曲 上原賢六
昭和33年
1 砂山の砂を 指で掘ってたら
まっ赤に錆びた
ジャックナイフが 出て来たよ
どこのどいつが 埋めたか
胸にじんとくる 小島の秋だ
2 薄情な女を 思い切ろうと
ここまで来たか
男泣きした マドロスが
恋のなきがら 埋めたか
そんな気がする 小島の磯だ
3 海鳴りはしても 何も云わない
まっ赤に錆びた
ジャックナイフが いとしいよ
俺もここまで 泣きに来た
同じ思いの 旅路の果てだ