喜びも悲しみも幾年月

作詩作曲 木下忠司
昭和32年 
1 俺ら岬の 灯台守は
  妻と二人で 沖行く船の
  無事を祈って 
  灯をかざす 灯をかざす


2 冬が来たぞと 海鳥なけば
  北は雪国 吹雪の夜の
  沖に霧笛が 
  呼びかける 呼びかける


3 離れ小島に 南の風が
  吹けば春来る 花の香便り
  遠い故里 
  思い出す 思い出す


4 朝に夕べに 入船出船
  妻よがんばれ 涙をぬぐえ
  もえてきらめく 夏の海
  夏の海


5 星を数えて 波の音きいて
  共に過ごした 幾歳月の
  よろこび悲しみ 
  目に浮かぶ 目に浮かぶ


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