あ の 娘 た ず ね て

作詞 永井ひろし  作曲 桜田誠一
昭和40年
1 花の東京の どまン中
  ぐるり廻るは 山手線
  皇居丸ビル 右に見て
  とんと一駅 下ります
  そこが初恋 有楽町
  いつもあの娘と 逢った町
  ところが世間 ままならず
  別れ別れの 西東
  どこであの娘は ああ 泣いてやら


2 水の都の 大阪は
  僕にゃあんまり 広すぎて
  昨日ミナミに 今日キタへ
  足も重たく なりまする
  一つ噂を 追いかけりゃ
  いやになります さみしさで
  涙が泳ぐ この胸は
  いつになったら すっきりと
  誰かあの娘を ああ 知らないか


3 船が着く街 高松に
  今日のとまりは 決めました
  たとえ三年 五年でも
  逢えるつもりの 逢うつもり
  瀬戸の夕陽に 手を合わす
  僕の心は せつないに
  あの娘はどこへ かくれんぼ
  僕の呼ぶ声 聞こえたら
  顔をも一度 ああ 見せとくれ


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