涙 の 連 絡 船

作詩 関沢新一  作曲 市川昭介
昭和40年 
1 いつも群れ飛ぶ かもめさえ
  とうに忘れた 恋なのに
  今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が
  独りぼっちで 泣いている
  忘れられない 私がばかね
  連絡船の 着く港


2 きっとくるよの 気休めは
  旅のお方の 口ぐせか
  今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が
  風の便りを 待てと言う
  たった一夜の 思い出なのに
  連絡船の 着く港


3 船はいつかは 帰るけど
  待てど戻らぬ 人もあろ
  今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が
  暗い波間で 泣きじゃくる
  泣けばちるちる 涙のつぶが
  連絡船の 着く港