夫 婦 春 秋

作詩 関沢新一  作曲 市川昭介
昭和42年
1 ついて来いとは 言わぬのに
  だまってあとから ついて来た
  俺が二十で お前が十九
  さげた手鍋の その中にゃ
  明日の飯さえ なかったなァお前


2 ぐちも涙も こぼさずに
  貧乏おはこと 笑ってた
  そんな強気の お前がいちど
  やっと俺らに 陽がさした
  あの日涙を こぼしたなァお前


3 九尺二間が 振り出しで
  胸つき八丁の 道ばかり
  それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが
  俺とお前で 苦労した
  花は大事に 咲かそうなァお前


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