男 は つ ら い よ

作詩 星野哲郎  作曲 山本直純
昭和46年 

制作  コバヤシキヨシさん
「私 生まれも育ちも葛飾柴又です帝釈天でうぶ湯を使い姓は車 名は寅次郎人呼んで フーテンの寅と発します」

1 俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
  わかっちゃいるんだ 妹よ
  いつかおまえの よろこぶような
  偉い兄貴に なりたくて
  奮闘努力の 甲斐も無く
  今日も涙の 今日も涙の
  日が落ちる 日が落ちる

2 ドブに落ちても 根のある奴は
  いつかは蓮の 花と咲く
  意地は張っても 心の中じゃ
  泣いているんだ 兄さんは
  目方で男が 売れるなら
  こんな苦労も こんな苦労も
  かけまいに かけまいに

  男というもの つらいもの
  顔で笑って 顔で笑って
  腹で泣く 腹で泣く

「とかく 西に行きましても 東に行きましても土地土地のお兄貴さん お姐さんにごやっかいかけがちになる若造です以後 見苦しき面体お見知りおかれまして恐惶万端ひきたってよろしくおたの申します


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